2024.01.11
新年あけましておめでとうございます。皆様におかれましては良き新年をお迎えの事とお喜び申し上げます。また、日頃より格段のご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
まずはじめに、年明け元旦には石川県能登半島を中心とした地震の影響で甚大なる被害が出ており、多くの尊い命も失われました。心よりご冥福をお祈りいたします。
昨年は、資源高、エネルギー価格の高騰、円安などの影響もあり、様々な分野で値上げが行われた年でした。海外ではロシアによるウクライナ侵攻やイスラエルの問題など、不安定な状況が続いています。また、コロナの5類への移行により社会活動が戻ってきており、そして観測史上、最も平均気温が高い、記録的猛暑もありました。
そのような状況の中、当社の今期の売上高着地予想は495億円で前年比110%と着実に業績を伸ばすことができております。これも皆様のご協力のおかげです。本当にありがとうございました。
さて今年はたつ年です。今年の干支を調べますと、甲・辰(きのえ・たつ)になります。十干(じっかん)の甲(きのえ)は「旧来のしきたりを破り革新の動きが始まる事」を意味します。
一方、十二支の辰は「理想に向かって様々な抵抗を乗り越えて歩みを進めていく」という意味です。
つまり2024年は「困難を乗り越え革新の歩みを進める年」という事になります。
当社においても、近年の資源高やエネルギー高、物流の2024年問題といった様々な問題、課題がある中で、更なる発展を目指し、革新の歩みを進めていく年にしていかなければなりません。今後も決して現状に満足することなく、様々なことに挑戦して行きたいと思います。
昨年はスポーツでは大いに盛り上がりました。ラグビーワールドカップ フランス大会での奮闘があり、阪神タイガースも実に38年ぶりに日本一になりました。しかし、私が一番記憶に残っているのは、WBCでの侍ジャパンの優勝です。特に大谷選手の二刀流での活躍には日本中が熱狂しました。決勝戦の時の大谷選手の「あこがれるのをやめましょう」は流行語大賞にもノミネートされましたが、この戦う姿勢、攻めの姿勢が優勝という結果につながったと思います。
コロナ禍も明け、様々な社会活動も戻ってきています。当社においても、今年はコロナ禍での「守り」の経営から、もう一度「攻める」経営にかじを取っていきたいと思います。
今年4月より第二次中計も始まります。テーマは「環境変化への徹底対応」です。現在、資源高、エネルギー高などにより、様々な分野で値上げが起こり、それに伴う賃上げなども行われています。コロナ禍が明け社会活動も戻り、今後社会はどのようになるのか先行き不透明な時代です。
過去に例を見ないほどの勢いで変化をしている今、この急激な変化に対応していくためには、誰よりも現場に行き、お客様の生の声を聴き、市場の情報を肌で感じる「現場主義」を改めて徹底することが重要だと思います。
「現場主義」を徹底することで、環境変化への適応力を強化し、変化を恐れる事なく、様々な変化に対応することが出来ると思います。市場は常に変化しています。過去の常識にとらわれず、将来に向け、新しい事業や、価値の創造に挑戦していきたいと思います。